梅毒はどうやって治す?鍵は早期発見

2019年12月27日
悩んでいる男性

かつては梅毒は有効な治療方法がなく、20世紀の中頃までは死の病として人々の間で恐れられてきました。1947年に発売されたペニシリンは梅毒に高い抗菌効果を発揮し、現在も天然ペニシリンまたは合成ペニシリン製剤で治療が行われています。

治療方法ですが、海外ではペニシリンGという注射薬が使用されます。感染後3ヶ月以内の初期の段階であれば、ペニシリンGを1回だけ筋肉注射するだけで完治させることができます。後期梅毒でも、1週間ごとに3回に分けて注射すれば完治します。ペニシリンGはアレルギー反応の恐れがあることから、日本国内で健康保険が適応されていません。日本国内の病院で治療を受ける場合は、内服薬が用いられます。

日本国内で梅毒と診断されると、合成ペニシリンのアモキシシリンが処方されます。アモキシシリンが配合された先発薬はサワシリン(カプセル錠)で、成人であれば1回あたり有効成分が500mgを1日3回服用します。500mg錠であれば、1回1錠を朝・昼・晩に飲みます。治療期間は病期ごとに違い、第1期であれば2~4週間で第2期であれば4~8週間です。飲み薬だけで治せるのは感染後3年以内の初期の段階(第1期と第2期)で、第3期以降の場合は飲み薬だけでは対応できません。

病院で受診すると先発薬のサワシリンが処方されますが、この薬は処方箋薬なので一般向けに販売されていません。通販サイトで個人輸入すれば、医師の処方箋がなくても処方箋薬を購入することが可能です。通販サイトを通して薬を海外から入手する場合には、サワシリンジェネリックのノバモックスという薬を選ぶことができます。サワシリンジェネリックはサワシリンと同じ有効成分(アモキシシリン)が配合されているので効果や服用方法は同じですが、販売価格が安価です。自分で薬を入手して治療したい場合は、ノバモックスを選ぶと良いでしょう。

梅毒を飲み薬だけで治療するためには、感染後3年以内(第1期と第2期)である必要があります。ただし第1期と第2期は自覚症状が出にくいため発見が遅れる恐れがあり、早期発見のためには定期的に検査を受けることが大切です。

梅毒患者は健康な人と比べてHIV感染率が高いことが知られています。両者は感染経路が同じで、検査を受けたら重複感染しているケースが少なくありません。国立感染症研究所が公表したデータによると、米国や中国においてHIV感染率の上昇に伴い梅毒罹患率も上昇していることが明らかにされています。このことは、HIVに感染すると梅毒にも感染しやすくなる恐れがあることを示唆しています。

HIVに感染した場合に適切な治療を受けないと、エイズを発症して死に至る危険があります。エイズで命を落とさないためにはHIVの早期発見が大切なので、感染が疑われるような性交渉をした場合は検査を受けることが大切です。日本全国の保健所を利用すれば、無料でHIVや梅毒の検査が受けることができます。